フリーサイトの場所選び!マナーやソロキャンプで選ぶポイントは?
こんにちは。ゆうすけです。
フリーサイトとは、広いスペースの中から好きな場所を選んで設営できるキャンプサイトです。
サイトとは、キャンプ場内で実際にキャンプするエリアのことです。
フリーサイトでは、設営する場所で楽しく過ごせるかが決まってくる。
そう言っても、言い過ぎではありません。
とはいっても、
- どんな場所を選べばいいの?
- 選ぶときに気を付けたいことは?
- ソロキャンプにはどんな場所が良いの?
パッと見は、どこでも同じように見えますよね
しかし、場所選びに失敗すると、
- 雨水が溜まってテントサイトが水浸しになる
- 周りをファミリーキャンパーに囲まれて落ち着かない
- 人目が気になってキャンプが楽しめなくなる
こんなことに、なりかねません…
私はソロキャンプ歴4年・年間40泊以上していますが、ほとんどフリーサイトでソロキャンプをしてきました。
雨の日も嵐の日も、トータル100回以上は場所選びを繰り返し、失敗も山ほどしてきました。
たくさんの失敗を繰り返して得た知識を紹介しますね
この記事の内容は、
- フリーサイトと区画サイトの違いは?
- 設営場所を選ぶときのポイント
- 注意点とマナー
- ソロキャンプにオススメな設営場所
この記事を読めば、フリーサイトでも楽しく過ごせる「場所選びのポイント」がわかります。
ソロキャンプでは、あまり人気がなく、静かに過ごせる場所がオススメです
その理由を、解説していきますね。
フリーサイトとは?
広い区画の中で好きな場所を選んで設営できるサイトです。
スペースを自由に使うことができるので、設営の幅が広がります。
その反面、
適当に選んでしまうと失敗することもあります。
フリーサイトのメリット
フリーサイトのメリットは
- 場所選びの自由度が高い
- サイト料金が比較的安い
- 大型のテントやタープが張れる
順番に解説します。
場所選びの自由度が高い
広いスペースの中から好きな場所を選べるので、
自分好みの場所に設営出来ます。
見晴らしの良いひらけた場所にするか、ひっそりとした林間にするか、そのときの気分で決められます。
どこが良いか考えながら選ぶのは楽しいですよ
サイト料金が比較的安い
区画サイトに比べると一般的に料金が安いです。
区画サイトはソロキャンプだと割高に感じます
大型のテントやタープが張れる
サイトに区切りがないので広々使えます。
ソロキャンプ用のテントでもタープを連結させる場合は、かなりのスペースが必要になります。
タープは張り綱がかなり外側に張りだしますからね。
区画サイト内には収まらないこともありますからね…
フリーサイトのデメリット
フリーサイトのデメリットは、
- 場所は早い者勝ち
- 混雑するときはテントが密集する
- 地面があまり整備されていない
- 車の乗り入れが出来ない場合がある
デメリットも多いですね…
場所は早い者勝ち
混雑する日は早めにチェックインしないと、良い場所が埋まってしまいます。
早く入場した人から、どんどん場所を確保していきます。
出遅れたら目ぼしい場所はすべて埋まっていた…
なんてことになりかねません。
混雑するときはテントが密集する
自分のエリアが決まっているわけではないので、隣のテントまでの距離が近くなる場合があります。
密集エリアに設営すると、周りをテントに囲まれてしまうことも…
そうならないための方法は、後ほど解説しますね
あまり整備されていない
区画サイトほどキレイに整備されていません。
窪地ができていたり、段差がある場合もあります。
車の乗り入れが出来ない場合がある
フリーサイトには車で乗り入れできる場合と、そうでない場合があります。
乗り入れが出来ない駐車場から離れた場所だと、道具の運搬が大変です。
車とテントを何度も往復するのは疲れますからね…
次に、区画サイトについて簡単に説明していきます。
区画サイトとは?
テントを設営する場所が個別に区切られているサイトです。
特徴は、
- 広さや形が一定で、設営できる数もあらかじめ決まっている
- 隣との境目がハッキリしていて、車も直付けできる場合がほとんど
- 一般的に予約するときに場所を指定する
初めてのソロキャンプなら、区画サイトがオススメです
理由は、
- キチンと整備されている
- 施設が整っている場合が多い
- 設営場所が確保されている
ただし、設営できる広さが決まっているので、大きなテントの場合は事前に確認が必要です。
いかにも「整備されています!」って感じなので、人によって好みは分かれそうですけどね。
そのかわり、
ソロキャンプデビューするときは安心できます。
フリーサイトと区画サイトの違い
- フリーサイトは、自分たちで自由に場所を選ぶ
- 区画サイトは、あらかじめ設営する場所が決まっている
どちらが良いかは、好みによりますね。
私は、自由に選べるフリーサイトが好きです
ちなみに、
オートサイトとは、車で乗り入れできるキャンプサイトのことです。
フリーサイトはオートサイトの場合と、そうでない場合に分かれます。
区画サイトは、ほとんどがオートサイトです。
テントを張る場所まで車で入れるので、道具を運ぶ手間が少なくなります。
フリーサイトでの場所選びのポイント
フリーサイトは設営場所の自由度が高いため、どこに設営したらいいのか迷うこともあります。
適当に選んでしまうと失敗することも…
失敗しないための、場所選びのポイントを紹介していきます。
天気で選ぶ
天気や季節によって、選び方が変わってきます。
雨が降りそうな場合
水が溜まりそうな場所や、雨水が流れる場所には設営するのは避けましょう。
テントの中が水びたしになってしまうからです。
どんどん雨水が溜まきて、水たまりの中でのキャンプになってしまいます…
設営するときに、すでに雨が降っている場合は見ればわかります。
問題は、設営後に雨が降ってくるパターンですね
パッと見では気がづきにくいのですが、
地面がくぼんでいる場所や水が流れた跡がないかチェックしましょう。
芝生サイトの場合は、芝生の間から見える地面が黒っぽくなっている場所は要注意!
水はけが悪い場合があります。
気温によって対策する
木陰や、斜面のわきなど日陰になる場所を探しましょう。
真夏の直射日光をモロに浴びるような場所は、かなり辛いです。
遮光性の高いタープでも限界があります。
キャンプ場を選ぶときも、なるべく木陰がたくさんあるところがオススメです。
暑い場所とは逆に、
なるべく日当たりが良い場所を選びましょう。
風に当たっていると体感温度がかなり低く感じます。木や建物で風が直接当たらない場所がないか探してみましょう。
地面の状況で選ぶ
平らな場所を見分ける
テントを設営する場所は、平らな場所が望ましいです。
難しければ、寝袋の場所だけでも平らになる場所を探しましょう。
見た目で傾いているのか、わかりにくい場所もあります。
座っているときは気にならなくても、「寝るときになると気になって寝れない」なんてことも…
テントを設営する前に、シートなどを敷いて寝転んでみると傾斜がわかりますよ。
フリーサイトは、区画サイトほど平らに整備されていないので注意しましょう。
障害物を取りのぞく
小石や落ちている枝などは設営する前に取りのぞいておきましょう。
寝心地が悪くなったり、テントの破損につながります。
地面がデコボコしてたり、段差になっていないかよく見ましょう。
物を置いても安定しなかったり、寝心地にも影響します。
特に芝生サイトは、芝に隠れて気がつきにくいです。
運搬距離を考える
駐車場から離れた場所は、道具の運搬がたいへんです。
テント・テーブル・イスなど何回も車とサイトを往復することになるからです。
車が乗り入れできるオートサイトなら車から直接荷物を降ろせます
みんなから嫌われがちな遠い場所ですが、
実は、運搬がたいへんな場所はソロキャンプにオススメです。
理由は「ソロキャンプにオススメの場所」で解説します。
キャンプ場の施設までの距離
トイレや炊事場から近すぎると落ち着きません。
施設を利用する人が頻繁に通るからです。
便利だからといって近くに設営すると、
人目を気にしながらのキャンプになりかねません。
テントの向きを考える
風向き
テントの入り口の向きを風上に向けないようにしましょう。
テント内に風が吹き込んできます。突風であおられてそのまま倒壊する危険性も…
入り口はなるべく風下側へ向けるのがベストです
また、焚き火は入り口前でする場合が多いので、
焚き火の風下にテントがあると火の粉が飛ばされ、テントに穴が開いてしまう危険性もあります。
日の出、日の入りの方向
正面から照らされると、かなりまぶしいです。
夏の西日がテント内に差し込むと、かなりの暑さになりますしね。
テントの向きを決める前に、スマホのコンパスなどを使って方角を確認しましょう。
風上の方角も、一緒にチェックするといいですよ
サイト選びで避けたい場所
危険な場所は避ける
- 広い場所にポツンと一本だけある木の近くは、落雷の危険があります。
- 川や崖の近くは、増水や転落の危険があるので避けましょう。
松の木の下は避ける
テントや車に松ヤニが付く場合があります。
松ヤニがつくと、なかなか取れません…
フリーサイトの注意点
フリーサイトに設営するときに、失敗しないための注意点です。
場所の候補を考えておく
キャンプ場に行く前に、
何か所か設営する場所の候補を考えておきましょう。
キャンプ場のホームページのマップや、口コミ情報などから調べられます。
当日、設営場所に悩む時間を減らせます。
キャンプに慣れていないと、設営に時間がかかりますからね
場所は早い者勝ち
フリーサイトの場所選びは、早い者勝ちです。
良い場所からどんどん埋まっていくので、チェックインが遅くなると選べる場所が限られてきます。
ただし、前日に宿泊した人と入れ替わりのタイミングもあるので、結局のところ運もありますけどね…
ほとんどの場合は、早くチェックインする方が良い場所を選べます
設営後の引っ越しは大変
設営後の引っ越しは、大幅に体力と時間のロスになってしまいます。
というか、
せっかく設営したあとに、引っ越す気にはなかなかなりませんけどね…
周りをあとから来たファミリーキャンパーに囲まれたからと言って、引っ越しするのは困難です。
一晩を過ごすことになる場所なので、慎重に選びましょう。
場所選びのマナー
フリーサイトは、大勢のキャンパーが自由に場所を選ぶことになります。
お互いを気遣うマナーが必要です
思わぬトラブルを避けるために、注意したいことを紹介します。
人のテントの前に設営しない
後ろの人が景色を見れなくなってしまいます。
これをやられると、悲しくなっちゃうんですよね…
意外と注意していないとやってしまいがちなので、設営するときは周りの状況もよく確認しましょう。
距離が近くなりそうな場合は一声かける
一声かけるだけで、だいぶ印象が変わってきます。
混雑するときは、どうしても隣との距離が近くなってしまう場合があります。
設営する前に「ここに設営しても大丈夫ですか?」などと、一声かけましょう。
女性のソロキャンプの場合は、
防犯上あまり気軽に声をかけるのは、良くない場合があります。
個人的には「話しかけるなオーラ」を出すくらいで良いと思います
場所取りはキャンプ場のルールを守る
焦る気持ちは良くわかりますが、ルールを守りましょう。
- チェックイン前の場所取り
- 荷物のみでの長時間の場所取り
など、禁止されている場合があります。チェックインのときに確認しましょう。
オートサイトで車移動する場合は徐行しましょう。
サイト内には子供やペットもいます。
危険なので気を付けて運転しましょう。
ルールに書かれてなくても、常識の範囲内で考えて行動するのが大切です。
マナーを守って、みんなが気持ちよくキャンプできるように心がけましょう。
ソロキャンプにオススメな設営場所
※ここでは混雑する日を想定しています。
他のキャンパーが少なく、静かに過ごせる場所がオススメです。
ソロキャンプは、なにかと人目が気になります。
いくら条件の良い場所でも、周りに多くのキャンパーがいると落ち着かないですからね。
具体的には、
- 人気のない場所
- 運搬が大変な場所
- サイトのはじっこ
どれもイヤなんだけど…
理由を順番に解説していきます。
人気がない場所
人気のありそうな場所は、他のキャンパーもたくさん集まります。
人気のある場所とは、
- 眺めが良い場所
- 運搬が楽な場所
- トイレ・炊事場の近く
人気の場所に設営してしまうと、景色どころか他人のテントを見ながらキャンプするハメになりかねません。
混雑が予想される日は、あえて人気のある場所は避けましょう。
運搬が大変な場所
運搬が大変な場所は、周りに人が少なく静かに過ごせます。
荷物が多いファミリーキャンパーや複数人でのキャンプは、運搬が大変な場所は避けがちです。
ソロなら比較的荷物が少ないはずなので、自分の荷物の量と体力を考えて無理のない範囲で選びましょう。
カートがあるとかなり便利です!
一度に大量の荷物を運べますからね。
サイトのはじっこ
サイトの端を選べば周りを囲まれる心配がありません。
外側を向いて設営すれば他からの視線をさえぎれるので、プライベート感もでます。
チェックインや予約するときに混雑状況を確認するのも重要です。
設営するときは空いていても、後から混んできて周りを囲まれてしまった…
こんな失敗はよくあります。
混雑する日は、なるべく人目が気にならない場所を選びましょう。
フリーサイトで自由度の高いキャンプをしよう!
フリーサイトの魅力は自由に場所を選べるところ。
ソロキャンプはとにかく、人目を避けて静かに過ごせる場所選びが重要です。
周りが騒がしかったり、人目が気になる場所だと、せっかくの一人の時間が楽しめなくなってしまいますからね。
自分だけのベストポジションを見つけて、自由な時間をたのしみましょう!