ふもとっぱらに行ってきた!知らなきゃ損するリアルな感想【計画書あり】
こんにちは。新潟県在住のソロキャンパーゆうすけ@yusuke_camp_1230です。
2023年11月中旬に、初めてふもとっぱらキャンプ場に行ってきました。
この記事の内容は、
- 押さえておきたい「ふもとっぱらの特徴」
- はじめて行った「ふもとっぱらのリアルな感想」
- 徹底的に調べて作った「キャンプ計画のしおり」を公開!
キャンプ歴5年・年間40泊以上している私が見た、ふもとっぱらキャンプ場のリアルを紹介します。
「キャンプ計画のしおり」の内容は、
- 月別の富士山が見える割合
- インスタでアンケートを取った「各サイトの情報」
- キャンプ場内の施設情報
- ふもとっぱらの周辺施設
- ソロキャンプおじさんの「キャンプ旅行計画」
などなど、他にも有益な情報がてんこ盛り!
ふもとっぱらの情報を、わかりやすくまとめました。
この記事と「しおり」があれば、もう他のサイトやYouTubeを見て情報収集する必要はありません。
最後まで読めば、ふもとっぱらキャンプ場に行くのが楽しみで仕方なくなりますよ!
この記事はかなりのボリューム!
目次をタップして気になるところから見てください
ふもとっぱらキャンプ場ってどんなとこ?
サイトや施設の情報は、キャンプ計画のしおりで詳細に解説しています。
ふもとっぱらキャンプ場は、毛無山の麓にある広大なフリーサイト。
大迫力の富士山を眺めながら、キャンプすることができます。
YouTubeや写真でたくさん見てましたが、実際に行ってみると富士山の迫力に圧倒されました。
サイトの東側は、富士山で視界が全部埋まります。
なんなら、北と南側もちょっと食い気味です。
広大なひらけた草原の景色に、ドドーンとそびえる富士山。
その裾野はスラーっとなだらかで、とても綺麗な曲線を描いています。
私が訪れたのは、11月中旬。
山頂から中腹にかけて、雪が積もって白くなっていました。
これぞ富士山!間近でみると存在感が半端ない!
これだけで、十分来た価値があるのに。
ここにテントを張って、キャンプできるとか!
朝も、昼も、夜も、富士山見放題!
最高!来てよかった!!
ふもとっぱらキャンプ場の基本情報
住所 | 〒418-0109 静岡県富士宮市麓156 |
営業期間 | 通年 |
チェックイン | 8:30~17:00 |
チェックアウト | ~14:00 |
管理棟の営業時間 | 原則8:30~17:00 |
予約方法 | 公式サイトからのネット予約のみ ※当日の車両ナンバーが必要 |
公式ホームページ | https://fumotoppara.net/ |
最寄りインターからの所要時間 | 中央自動車道 河口湖IC 40分 新東名高速道路 新富士IC 40分 |
スマホの電波 | 3キャリアともに良好 |
キャンプサイトの利用料金
日帰り | 1泊 | |
中学生以上 | ¥500 | ¥1,000 |
小学生 | ¥250 | ¥500 |
バイク 自動車 | ¥500 | ¥1,000 |
普通車 軽自動車 中型車 | ¥1,000 | ¥2,000 |
キャンピングカー トレーラー・大型車 | ¥2,000 | ¥4,000 |
※キャンプサイトのキャンセル料はかかりません
ふもとっぱらの気温
ふもとっぱらキャンプ場は標高830mに位置し、年間を通して平地よりも涼しい気候が特徴です。
一般的に標高が100メートル上がるごとに気温は約0.65度下がると言われています。そのため、単純計算で平地よりも約5~6度低くなります。
平均気温 | 最低気温 | 最高気温 | |
1月 | -1.0 | -4.9 | 5.1 |
2月 | 0.6 | -3.1 | 6.4 |
3月 | 4.2 | -0.5 | 9.4 |
4月 | 9.6 | 4.5 | 15.8 |
5月 | 13.6 | 9.4 | 20.8 |
6月 | 17.1 | 14.0 | 21.6 |
7月 | 21.0 | 17.9 | 25.9 |
8月 | 22.6 | 18.9 | 28.0 |
9月 | 19.1 | 15.6 | 24.0 |
10月 | 13.3 | 10.2 | 18.1 |
11月 | 7.3 | 3.5 | 12.9 |
12月 | 1.9 | -2.6 | 7.6 |
表はあくまで目安です
私が訪れた11月中旬の実際の気温は、日中は20℃近くまで上昇、最低気温はマイナス2度まで下がりました。朝は凍って霜が降りていたほどです。
ふもとっぱらキャンプ場は吹きさらしなので、風がある日の体感温度はさらに寒く感じられます。
防寒対策は、しっかりしていきましょう。
富士山が見える可能性
ふもとっぱらキャンプ場から富士山が見える確率は、季節によって異なります。
富士山が見れる確率は、
4〜9月の春から夏にかけては、見える確率が減り、
10〜3月の秋から冬にかけては、見える確率が高くなっています。
冬に訪れた方が富士山を見られる可能性が高いですね
ルール・禁止事項
- 場内は10㎞以下で最徐行
- 17時以降の車両の移動禁止
- 17時以降は音楽禁止
- 発電機・アイドリング禁止
- 直火禁止
- 風速4m/s以上で焚き火禁止
- 花火禁止(手持ち花火のみ18:00~20:00管理棟前の駐車場で可)
- テント内・車内で火器は使用しない
- 声掛け・覗き込む行為は禁止
- 8:30~17:以外のゴミ捨て禁止
- ドローン禁止
- ペットはリードをつける
設営した場所とおすすめサイト
全体的なサイトの特徴
富士山に向かって、なだらかに下っている広いフリーサイト。
よく見ると、場所によっては平らな場所もあるので、そこまで傾斜は気になりません。
芝生の場所もあるが、ほとんどは背の低い雑草。
場所によっては、石混じりの土サイトもあります。
車の乗り入れも可能なので、荷物を運搬する必要はありません。楽ちん!
通常は、みなさん富士山の方向に入口を向けています。
- A・D・B・Eなど後ろのサイトは裾野まで全体的に良く見る
- O・J・Hなどの前の方のサイトは富士山が近く見える
私は1泊目はJサイト、2泊目は引っ越してDサイトに設営しました
設営した場所の詳細は、後ほど解説しています。
場所によってかもしれませんが、いたるところに石がゴロゴロ埋まっていて、ペグダウンが大変。鍛造ペグは必須だと感じました。
「トイレが遠くなる場合がある」と聞いていたが、実際に行ってみると個人的には「そこまでの距離じゃない」と思います。
FサイトやOサイトの、はじの方は遠いでしょうが、家族連れや酒飲み頻尿キャンパーでなければ許容範囲だと感じました。
どんなキャンプスタイルでも楽しめる、広大なフリーサイトのキャンプ場ですよ。
設営した場所の感想
1日目はJサイト
Jサイトは、トイレも近く、平坦、比較的空いています。
富士山に近くなるので大きく見えるのが魅力。
Iサイトとの境目に段差があり、段差の上の最前列に設営すれば前に張られる心配がありません。
ただ、地面は土サイトというより石サイト。どこにペグを挿しても石にあたります。
周りのテントも、ペグが全部刺さらずに中途半端になっているヶ所がありました。
風が強いときは、ペグが抜けないように注意した方が良さそうです。
ペグダウンはマジで大変だが、それ以外はかなり良いサイトでした
2日目はDサイトの高台
売店の近くにある、周りより一段高くなったサイトです。
売店トイレ、炊事場、自販機、金山テラス、ゴミ捨て場すべて近くてアクセス抜群。
高台の最前列だったので、前のテントも邪魔にならない。富士山は裾野まで綺麗に見えます。
地面は石がたくさん埋まっていましたが、Jサイトほどではありませんでした。
ふもとっぱら中をかなりウロウロ歩き回ったのですが、個人的には、この場所が一番いい場所なんじゃないかと思いました。
かなり激戦区らしく、張れたのはかなりラッキーでした
他に良さそうな場所
一部、林で富士山が見えない場所以外、基本的にどの場所に設営してもロケーションは抜群!
その中でも、個人的に良さそうだった場所を2ヶ所紹介します。
Hサイトの高台。
地面はかなり硬そうだったが、一段上がっているので前が気にならず眺めは良さそう。
トイレもそこまで遠くなく、前の方なので富士山が大きく見えます。
Aサイト道路側の木がある場所
単純に雰囲気が良かったです。
富士山に木がかからない場所を探すのは難しいかもしれませんが、黄色く色付いたイチョウの葉が綺麗でした。
各施設も近く利便性もいい場所です。
空いていればBサイト、トイレ付近
草原中央トイレ付近なので、いつも混雑しているようです。
空いていれば、広いサイトのど真ん中から富士山を眺められますよ。
ふもとっぱらの施設
施設はとても充実しています。
3カ所あるトイレは、どこも綺麗。
大きい炊事場は2ヶ所だが、シンクと蛇口のある水場があちこちにあるので不便は感じません。
売店の品揃えは、燃料系や薪、オリジナルグッズと様々。
ご飯を食べれる「金山テラス」もあります。
豚鹿豚鹿バーガーが美味しかったです。
大浴場はシャワーのみですが、無料で使えます。
キャンプ場の施設としては全てそろっているので、何不自由ないキャンプができますよ。
クレジットカードやQRコード決済も使え、多少の忘れ物をしても平気。
食事ができる場所もあり、何不自由なくキャンプが楽しめます。
一部の自動販売機を除き、電子決済が使用できます
売店
旧キング牛舎の中が売店になっています。いわゆる「顔のやつ」
各種燃料、カップ麺、お菓子類、ジュース、酒類など一通りそろっていて、ふもとっぱらのオリジナルグッズなんかもあります。
ここで富士山サブレのお土産も買いました。
瓶で売ってる「あさぎり牛乳」がおいしかったです
売店の両脇にはトイレもあります。
売店に併設されて炊事場があり、冷凍食品の自動販売機や薪の詰め放題もあります。
金山テラス
フードコート。富士山方向は全面ガラス張りになっていて、富士山を眺めながら軽食を楽しむことができます。
豚鹿豚鹿バーガーがおすすめ!
金山キッチン
金山テラス前にある「お食事処」
木・金・土・日の15時~21時のみ営業
おでんが絶品らしいですよ!メスティンなどの入れ物を用意すればサイトに持ち帰ることもできます。
私が行ったときは営業日ではありませんでした…
トイレ
3ヶ所あり、どのトイレも綺麗です。
- 売店脇トイレ:洋式水洗トイレ、温水便座機能あり
- 草原中央トイレ:洋式水洗トイレ、温水便座付き、真ん中の通路には炊事場がある
- 富士山トイレ:洋式水洗トイレ、 温水便座機能あり 中はやや匂いがします
大浴場
使えるのは15時~20時。大浴場と言っても使えるのはシャワーのみです。
シャワーは12ヶ所なので、遅い時間になると混雑することも…
リンスインシャンプーとボディーソープあり。
ドライヤーは男女ともに1台づつしかないので、順番まちになります。
自前で持って行ってもコンセントは使えません。
カギ付きのロッカーが無いので、貴重品は持って行かないようにしましょう
これまでの経緯
私は、新潟県在住のソロキャンパー、キャンプ歴5年・年間40泊以上しています。
ふもとっぱらキャンプ場までは、高速道路で片道5時間弱。
簡単に行ける場所ではありません。
いつもキャンプするのは、家から近いキャンプ場ばかり。
1時間以上かかる場所だと「遠いな…」とか思ってました。
そんな私ですが、ふもとっぱらはキャンプ始めたときからずっと憧れていたキャンプ場。
ついに、行くことにしたんです。
少ない小遣いを貯め、インスタで情報提供を呼び掛け、無駄に大げさな計画を立て、ついに憧れの地でキャンプすることができました!
ふもとっぱらキャンプ場での様子を、これから記していきます。
あれほど憧れていたキャンプ場。
実際に行ったらどうだったのか?ちゃんとキャンプは楽しめたのか?リアルな感想を書いています。
私がふもとっぱらで過ごした2泊3日の経験は、きっとあなたの役に立ちますよ。
2泊3日のソロキャンプの様子
ここからは、ふもとっぱらで私が過ごした様子です。
どこかの知らないおじさんが、キャンプしてる様子なんて興味ないですよね…
「わかっていますが、ちょっと待ってください!」
- 到着からサイト選びをする様子
- ふもとっぱらグルメ
- 気温がマイナスまで下がった、11月の夜に見たアレ…
- 大声で騒いでいたパリピの末路…
ふもとっぱらでの気づきが満載ですよ!
ぜひ、最後までご覧ください!
チェックインからサイト選びの「1日目」
2023年11月14日(火)。ついに憧れていた、ふもっとっぱらキャンプの当日。
天気は快晴!雲も風もなく、富士山はクッキリ見えていました。
数日前に、上の方は雪が降ったらしく冠雪しています。
見事なまでのザ・富士山!
これ以上ない最高のコンディションでした。
国道を曲がりキャンプ場へ向かう道を走っていると、右側がひらけてキャンプサイトが見えてきます。
「あれはHサイトだ!」
すぐにわかりました。
何度も何度も下調べしたときに見た光景です。
映像でしか見たことがない景色を、ついに自分の目で見ることができました。
そりゃもう一人で大興奮!!
しばらく走ると「チェックイン←」の看板が目に入りました。
チェックイン待ちの車は、左側の林に並んで待機することになります。
右側に見えるサイトに気を取られていたので、見落としそうでした。
7:40分現地着。
林の中を進むと、順番の車が並んでいました。
私は前から8番目。
ああでも、ないこうでもないと、いろいろ妄想を膨らませていたら、時間はすぐに過ぎました。
時間が近づくに連れドキドキします。
8時半にチェックイン開始。
料金所の前で注意事項の説明を受け、場内マップを手渡されました。これはもう宝物確定です。
車のナンバーで登録されているため、受付はスムーズに進みます。高速道路の料金所のようでした。
クレジットカード、タッチ決済、QRコード決済OK。
YouTubeで何度も見た入場シーン。同じ光景を見ながらサイトに車を走らせます。
設営場所の第1候補は、草原中央トイレから付かず離れずの場所でしたが、とりあえず一周ぐるっと回ってみることにしました。
「え?これは混んでるよね?」これが第一印象。
草原中央トイレ付近はテントが沢山。
あとから聞いたのですが、この日は平日の割には混んでたようです。
パッと見だとテントの間隔が空いていて、張れそうなスペースがあるのですが、よく見ると後ろの人の視線をさえぎる場所になってしまう…
端の方はトイレから遠くなるって話でしたが、ソロキャンの自分的には「このくらいの距離は許容範囲だな」と思いました。
小さなお子さんのいるファミキャンや、浴びるほどお酒を飲まれる方には遠いかもしれません…
一周回って良さそうだったのが、AサイトとHサイト。他はけっこう混んでました。
Hサイトの後ろの方は比較的空いてて、ロケーションも良し。ただ、地面は石だらけ…
Aサイトも混んでいたが、道路寄りの木がたくさんある場所がとても雰囲気が良かったです。
でも、空きスペースはあまり無いように見えました。
2週目で再びHサイトへ
この時点で、設営場所の第一候補はあきらめました。
草原中央トイレから付かず離れずの場所だったんですけど、見渡す限りテントだらけだったので…
Hサイトにしようかな…いや、もうちょっと…
と、思いJサイト付近に行ってみると、ちょうど高台の端っこで撤収してるっぽい人がいました。
その前の良さそうな場所が空いています。
聞いてみたらやはり、撤収中らしく前に張ってもOKとのこと。
最前列で眺めは最高!地面はむき出しの石がゴロゴロしてましたが、この場所に決めました。
10:30設営完了。
夢は富士山の目の前でサーカスを張ること!
ついに、ソロキャン始めてからずっと憧れていた光景を見れました!
地面はホントに、石だらけでペグを打つのにかなり苦戦。
狙った場所は石、ちょっとずらしても石、角度を変えても石。
どこに打っても、石、石、岩。
メインのペグは30㎝の鍛造ペグ。風が怖かったので、頑張って全部打ち込みました。
もう腕がパンパンです。
テントの設営が終われば、あとは楽勝。
車が横づけできるので、お決まりのレイアウトに道具を並べて終了です。
風は設営後にちょっと吹いたけど、3日間を通してそこまで強くなりませんでした。
トイレはすぐ近く、水場もある。
売店まではかなりの距離ですが、頻繁に行くわけでもないので良しとします。
設営を終えてビールを飲み、一息ついたところで場内を散策することにしました。
金山テラスでソフトクリーム食べて、売店でゴミ袋やステッカーを買い、テントの展示会みたいになってるサイトを歩きまわる。
今まさに、憧れのキャンプ場を満喫しています!
午後は、ずっと見ていた、まさか本当に会えるとは思っていなかった、例のあの人とお会いできました。
夕方には見事な赤富士。夜は綺麗なテントの夜景。
この辺の様子は、インスタの投稿にアップしています。
この日は、かなり歩き回って疲れていたので、20時過ぎに就寝。
いつもはテントの入口は開けっ放しにしてるのですが、夜露がすごかったし、風が吹くと嫌なので閉めて寝ましたた。
寝るときの気温は、5度。
ハイコットにサーマレストのボコボコマットを敷き、その上に寝袋。
夜中に見事に底冷えしました。マイナス2度まで下がったようです。
車からマットを引っ張り出してくるか迷いましたが、面倒…
寝れなくはなかったので、そのまま寝ました。
夜中にトイレに行きたくなって、目を覚ましたんです。
テントは凍ってました。コートを着てファスナーを開けて外に出る。
ビッッックリしました!
星の数が、寝る前よりかなり多いんです。
夜空一面キラッキラでした。
周りのテントの明かりが消えたからなのか、遠くの街の明かりが消えたからなのか…
うっすらわかる富士山のシルエットと、見たこともないほどの星空の組み合わせは、絵にもかけない美しさでした。
寝る前にトイレに行かなくて、ホントに良かったと思いました。
アレを食べてベスポジに引っ越した「2日目」
5:40起床
外気温マイナス1。この日も快晴!
朝は霜が降りて、すべてが凍り付いていました。
朝日が昇るまであと1時間くらい。楽しみ。
焚き火をしながら待つことにしまた。
早朝のふもとっぱらは静かでしたが、周りの人も起きはじめています。
みんな富士山から昇る朝日に、期待しているんでしょう。
6時50分
ついに太陽が出てきました。
富士山の右側の裾野からピカーーーって光が出て、周りが一気に明るくなります。
夢中で写真撮ってると、太陽はグングン昇っていきました。
「太陽って、こんなに速く移動するんだな…」
日が差して来ると、一気に暖かくなるんですよね。
凍っていた草やテントが、どんどん溶けていきました。
秋冬は富士山の右側から朝日が昇ります。春夏は左側からです。
朝ごはんの、りんごパイの丸焼きを食べてからゆっくり撤収開始。
この日は、引っ越しするつもりでした。
9時にはテント以外の撤収終わらせて、次の候補地を探しながら金山テラスへ
「豚鹿豚鹿バーガー」を食べたかったんです。
前日は売り切れだったんですよね…
何としても食べたかったので、開店と同時に注文しました。
店内はまだ空いていて、富士山を見ながら食べれる窓際の席をゲット。
ドキドキしながら包装紙を開けました。焼きたてのバンズの温かさが手に伝わってきます。
やっと念願の豚鹿豚鹿バーガーに、ご対面。
表面がカリカリに焼けた、バンズ。
鮮やかなみどり色の、レタス。
ゴツゴツとした無骨な見た目の、あらびき肉。
口を全開に開けて、ガブリとほお張る。
うまい!!!
なんとも荒々しい肉の旨み。カリカリふわふわな食感のバンズ。肉汁をちょうど中和してくれる爽やかなレタス!
深夜に妻に隠れて、こっそり食べるカップ麺より遥かに美味しかったです。
帰ってすぐに、テントを撤収。
Dサイト方面に車を走らせました。
牛舎脇の高台の角にある、ベスポジが空いてたのを見たからです。
これまた後ろの人が撤収中で、前に張ってもOKとのこと。
売店、トイレ、炊事場、自販機、すべて近い!
高台だから眺めも最高!
この世の全てが揃ってる場所。私が見た中では「ふもとっぱらで一番良い場所」です!
こんなベスポジに設営できるなんて、運が良すぎて怖くなりました。
引越して設営が終わったのが、12:00。
前日からかなり歩き回ってたし、引っ越しもしたので、だいぶお疲れ気味。
大浴場が使える時間まで、マッタリ過ごしました。
15時の使用開始と同時に大浴場へ
大浴場と言ってもシャワーしか使えないらしいので、大して期待はしていませんでした。
ところが、めっちゃ良かったんです!
シャワーの水圧も十分。あっついお湯が疲れた体に染み渡る。
これで、だいぶ元気になりました。
この日も赤富士が綺麗。
2日目も、最高の天気に恵まれました。
天気といい設営場所といい。最高すぎて最高でした。
夕飯は自販機で買った「富士宮焼きそば」に挑戦!
料理などまったくできない私。果たしてちゃんと作れるのか?
作り方は書いてなかったので、ネットで検索することに
そこで、はじめて気が付きました。
「キャベツと肉がない…」
もう、戦う前から勝負には負けていたようです。
無事に麺だけ焼きそばをたいらげ、洗い物が終わったのが18時すぎ。
ここからは、まったり焚き火しながら、最後のふもとっぱらの夜を楽しむことにしました。
この日の、夜の気温は2度。
風がほとんどなかったので、そこまで寒さは感じませんでした。
風が強かったら寒くて外にいられなかったかもしれません。
結局、恐れていた風は2日ともあまりなく、平和に過ごせました。
1日目の夜もでしたが、この日も夜に大声で騒いでる人がいたんですよね。
かなり遠くの方だったと思うんですが、広いふもとっぱら中に響き渡るような声量。
ですが、2日とも20時過ぎにはピタリと静かになったんですよね。
おそらく、注意されたんじゃないかと思います。
ふもとっぱらには、専用の通報アプリまであるんです。さすが有名キャンプ場!
20:30に、寝袋に入って就寝。
この日は、ちゃんとインフレーターマット敷いたので、底冷えせずに温かく寝れました。
絶景にまみれた「3日目」
最終日は、5時すぎに起床。
この日も快晴!
最低気温はマイナス1度だったみたいです。前日と同じで、凍って霜が降りていました。
風がまったくなかったので、リフレクションチャンス!
金山キッチン前の池に向かいました。
カメラ構えてる人が他に3人くらい、水面は波がなく鏡のよう。
日の出前の明るくなりはじめた空に、富士山のシルエットがクッキリ浮かび上がってます。
その姿が水面に反射して、見事な逆さ富士。
絶景。
間違いなく、世界で一番綺麗な光景を見ていました。
テントに戻ると、すぐに日が昇ってきました。
はい、また絶景。
この3日間、次から次えと巻き起こる、富士山の絶景ショー。
富士山による、これでもかという接待。
間違いなく、この世で一番のキャンプ体験でした。
富士山の雪は、1日目に比べてだいぶ溶けてきてました。
ホントに、一番いい3日間に来たんだなと実感。
朝日も見終わり、もろもろ乾かしながら天気をチェックしました。
今夜から雨になり、明日の午前中はかなり荒れる予報。
このあとの予定は、チェックアウトしてから河口湖周辺を観光しで車中泊。
次の日の朝一番で、忠霊塔の展望台に行く予定でした。
雨だと忠霊塔は行っても景色が見えないんですよね…
「予定を変更して、今日のうちに行こうかな」
当初は、チェックアウトの14時までいるつもり。
でも、残りの時間をダラダラ過ごすより、忠霊塔からの景色が見たかったんですよね。
テントが乾きしだい、撤収することに。
最後に売店でお土産を買って、富士山の姿を目に焼き付けながら、あさぎり牛乳をグビグビ飲みました。
11時15分、撤収完了。
最後に、ぐるっとキャンプ場を車で一周回ってチェックアウトしました。
また来る時のために「次はどこに設営しようかな」なんて考えながら。
今回のサイト選びは、最初の予定とは違いましたが、事前に目星をつけておいて良かったと思います。
でないと、優柔不断な私は広すぎて現地でかなり悩んだと思うんです。
ゴミ捨て場を通って、管理棟方面へ。
管理棟前にある箱の中に、カードを入れてチェックアウト完了です。
チェックインのときと同じで、車から降りる必要はありません。ドライブスルー方式です。
これで念願だった、ふもとっぱらでのキャンプは終了。
悲しくはありませんでした。また必ず来ますから!
最後まで天気に恵まれた、最高のキャンプ。
5年越しの夢を叶えた達成感と、貴重な経験ができた喜びを胸に、ソロキャンプおじさんは「ふもとっぱらキャンプ場」をあとにしました。
以上、どこにでもいる普通のソロキャンおじさんが、憧れのふもとっぱらでキャンプしたときの話でした。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
いつか、あなたがふもとっぱらキャンプ場に行くときも、最高の天気であることを祈っていますね。
まとめとキャンプ計画のしおり
キャンプ計画のしおりは「Notion」で作りました。以下のURLをクリックして見に行ってください。
予定を立てるときに、たくさん写真や動画を見あさりました。
もう、行かなくても行った気になってたんですよね…
でも、実際に行ってみると違いました。
富士山の大きさ。広くて見晴らしの良いサイト。豚鹿豚鹿バーガーの肉汁。
一年がかりで計画して、目標にした価値は十分にあるキャンプ場でした。
天候にも恵まれ、大満足だった今回のキャンプ。
今まで150泊以上キャンプしてきましたが、忘れられないキャンプになりました。
さぁ!次はあなたが最高のキャンプ体験をする番です!