【R値5.8】ネイチャーハイクのエアーマットに空気漏れ発生!問い合わせ対応と真冬の使用感
こんにちは。ゆうすけ@yusuke_camp_1230です。
結論から言うと、初回の使用で空気が漏れて、メーカーに新品を再送してもらいました。
- 他より価格が安いけど、品質は大丈夫?
- 空気漏れがあるって口コミは本当?
- 使うときに気をつけるポイントは?
正直に言うと、私も購入するときちょっと不安だったんですよね。
それでも、R値5.8の真冬でも使えるエアーマットが、2万円以下で手に入るのは魅力的!
ネイチャーハイクって聞いたことあるメーカーだし、保証もしっかりしているだろうと購入を決意しました。
記事の内容
- 空気漏れから再送にいたった経緯
- 雪中キャンプで実際に使った感想
- 初めてエアーマットを使う人向けの注意点
購入前に押さえておきたい情報を、徹底的に解説しています!
今は、雪中キャンプの必須アイテムとして大活躍中です!
ぜひ、あなたのエアーマット選びの参考にしてくださいね!
ネイチャーハイク エアーマット【R値5.8】基本スペックと特徴
R値とは
R値とは、マットがどれくらい地面からの冷気をシャットアウトしてくれるかを示す数字のことです。
数字が大きくなるほど保温性が高く、寒い季節でも快適に眠ることができます。
R値の目安
- R値1~2: 真夏用
- R値2~4: 春、夏、秋向けの3シーズン用
- R値4~6: 冬キャンプや初冬、残雪期
- R値6~: 厳冬期
複数のマットを重ねることで、R値を足すことが可能です。
例えば、R値2のサーマレストZライトソルと、R値5.8の本製品を2枚重ねれば、R値は7.8になります。
寝袋のスペックが高くても、マットのR値が低いと底冷えしてしまいます。
冬キャンプで快適に眠るには、R値を参考にしたマット選びが重要。
本製品のR値は5.8。真冬のキャンプでも対応できます。
基本スペックとサイズ感
Sサイズ | |
サイズ | Sサイズ:168x58cm Mサイズ:183x58cm |
厚さ | 7cm |
重さ | 500g |
耐荷重 | 300kg |
付属品 | 収納袋、修理キット |
思っていたより長さが短く感じました
購入したSサイズ(168cm)は、身長163センチの私にはピッタリなサイズでした。
膨らませると、記載サイズより少し短くなるようです。身長の高い方はMサイズ(183cm)の方が快適だと思います。
マミー型の横幅は58cmで共通。左右の余裕が少なく寝返りは打ちにくい大きさでが、キャンプ用マットとしては十分です。
空気の入れ方・抜き方と収納方法
ネイチャーハイクのエアーマットのバルブは、二重バルブ構造になっています。
二重バルブ構造とは、空気の注入口と排出口が一体化した構造です。
空気を入れるときは一段目のバルブを開けて注入し、抜くときは二段目のバルブを開けて排出します。
バルブがやや固いので、開閉するときは破損しないように気をつけましょう
空気の入れ方
中に黒い逆止弁が見えます
ポンプバックのバルブを開け、エアーマットのバルブと接続します
空気の注入には多少のコツが必要ですが、すぐに慣れます。
4〜5回の注入でパンパンになります。バルブが逆止弁構造なので、注入した空気は逆流しません。
スキマがあると空気が漏れる原因になるので、しっかり閉めてください
空気の抜き方と収納方法
開いただけで、あっという間に抜けてペシャンコになります
バルブを開けた状態で四つ折りにし、足側からバルブにむかって空気を抜きながら巻きます
縦に四つ折りにすると収納袋のサイズに合います
付属のゴムバンドで止めてから入れると収納しやすいです
ポンプバックを留め具が付いている開口部側から空気を抜きながら巻く
ポンプバックのバルブも開けたままにしておきます
左右に付いている留め具を止め、バルブにゴムヒモをかけて固定します。(最初の梱包された状態を覚えておきましょう)
収納袋はピッタリサイズ。きちんと空気を抜きながら巻かないと収納袋に入らなくなります
冬用のエアーマットにネイチャーハイクを選んだ理由
- R値5.8で雪中キャンプでも使える
- 他の同スペックのエアーマットと比べて価格が安い
- コンパクトになるのでバックパックに収納可能
雪中キャンプの荷物を減らしたくて、エアーマットを購入しようと思いました。
調べたところ、真冬でも使えるR値の高いマットは高価なものが多く、予算的に厳しかったんですよね。
スペックと収納性が条件を満たしていて、手が届く価格だったのはこのマットだけでした。
一部の「空気が漏れる」との口コミが不安でしたが、知名度のあるメーカーの製品で保証はしっかりしているのだろうと、購入を決意しました
初回で空気漏れ!問い合わせ対応と再送までの流れ
Amazonで購入したエアーマットですが、初めてのキャンプで空気漏れが発生。
その後、メーカーに問い合わせて、新品を再送してもらいました。
初回の使用で空気が漏れた
11月初旬、気温6度の晩秋キャンプで初めて使いました。
事前に自宅で膨らませたときには問題なかったため、実際にキャンプで使うことにしたんです。
寝る直前に空気を入れて就寝。1時間半後に背中が地面についていることに気づきました。
その場で空気を入れ直して寝ましたが、数時間後にまた同じ状態に。
翌日、自宅で空気漏れの場所を探したのですが、特定できませんでした
メーカーに問い合わせ、新品を再送してもらえた
メーカーに問い合わせると、「空気漏れの場所を探す方法」と「バルブがしっかり閉まっているかを確認」するよう返信がきました。
詳しい手順は後述します。
指示通り漏れてる場所を探しましたが、なかなか見つけられなかったんですよね。
最終手段として、浴槽にマットを沈めてみることにしました。
すると、バルブの継ぎ目から細かい泡が出てきました。ここから少しづつ空気が抜けていたようです。
メーカーに報告すると、「全額返金」または「新品再送」の選択肢が提示され、新品再送をお願いしました。
配送は生産工場から直接行われ、事前に7~15日ほどかかるとのこと。
約2週間後に新品が届いたので、自宅で膨らませて一晩放置しました。
今度は、朝になっても空気はパンパン。
キャンプで4回使いましたが、問題ありません
感想と注意点
空気漏れたときの気温は6度だったので、なんとか寝ることができましたが、これが真冬だったらピンチだったと思います。
後から知ったのですが、初めて膨らませたときは8〜12時間の放置が必要だったようです。
冬キャンプでのエアーマットは、底冷え対策のかなめです。使用前に十分な確認を行うことの大切さを痛感しました。
問い合わせに対するメーカーの対策は、早くて丁寧でした。
製品を返送する必要がなく、新品を再送してもらえたのは助かりました
ただし、空気漏れ箇所の確認や、問い合わせの手間がかかったのは、正直なところ大変でした。
確認作業をしている間は、本当に保証がされるのか心配でしたが、結果としては満足いく対応をしてもらいました。
実は…
最初の空気漏れしたマットも、修復して使えるようになっています。
修理方法は、以下のブログを参考にさせていただきました。
バルブを接着したので空気を抜くのが大変になりましたが、問題なく使えるので今は予備として車に積んでいます。
雪中キャンプで使った感想 R値5.8は本当?
マイナス1度で底冷えなし
雪中キャンプで4回使用しましたが、底冷えを感じることはありませんでした。
最低気温はマイナス1度。ハイコットの上にエアーマットを敷いて使用しましたが、底冷えを感じることはありませんでた。
また、インナーテント内でコットを使わず、R値2のサーマレストZライトソルを併用したときも、同じく底冷えすることなく快適でした。
雪中キャンプでもエアーマット単体で底冷えしません
寝心地はフワフワ
個人的にはとても快適な寝心地でした
地面のゴツゴツ感はまったく感じません。
コットの上に敷いても、マットが滑ったりズレなどは気になりませんでした。
座ると底付きしますが、寝転ぶと体重が分散されるので底付きすることはありません。横向きに寝ても大丈夫です。
ただ、空気漏れの件があったので、どうしても気を使ってしまうんですよね。
座ったり寝転んだりするときは、できるだけ負担をかけないように慎重に体重をかけています。
簡単に膨らむ
空気を入れるのは、慣れれば簡単です。
最初は、ポンプバックに空気をためる作業に少し苦戦しましたが、すぐにコツをつかめます。
絞って空気を入れるときは、バッグの口をきれいに丸める必要はありません。
雑に握って体重をかけて絞るだけで十分です。その方が手早く入れることができます。
ポンプバックで4〜5回注入作業をすると、パンパンに膨らみます。
もっと手間がかかる印象でしたが、実際は1〜2分で終わり、それほど疲れる作業でもありませんでした。
電動の空気入れを使わなくても、付属のポンプバックで十分だと感じました
エアーマットの使用時の注意点
メーカーからの使用上の注意事項
メーカーに問い合わせときに、返信されてきたメールの内容を以下に引用します。
- 初期膨張後に放置が必要:
使用前に空気漏れがないことを確認するため、初期膨張後8~12時間放置する必要があります。 - 空気の入れ過ぎに注意:
新製品の内部構造には緩衝時間が必要なため、初期膨張時に空気を入れ過ぎないようにしてください。
キャンプで使う前に、緩めに空気を入れて8〜12時間放置しておく必要があるようです
一般的なエアーマットの注意事項
破れを防ぐためのシートを使う
地面の凸凹や小石による破損を防ぐため、エアマットの下に保護用のシートを敷くことをおすすめします。
軽量キャンパーにおすすめシートを、以下の記事で紹介しています。
口で膨らませない
息に含まれる水分がマット内部で結露して、劣化の原因になります。付属のポンプバッグや電動ポンプを使用してください。
空気を入れるタイミングに注意
空気は冷えると収縮します。日中に暖かい環境で膨らませると、夜間の気温が下がったときにしぼんでしまう可能性があります。
そのため、使用する直前に空気を入れるか、しぼんでいたら寝る前に再度空気を注入しましょう。
補修キットを用意する
万が一穴が空いた場合、付属の補修キットを使えば修理が可能です。付属の補修キットで足りない場合は、ゴリラテープがおすすめ。
テントの補修など他の用途にも使えるので、非常時に備えて用意しておくと安心です。
空気漏れしたときのチェック方法
空気漏れが発生したときは以下の方法で原因を特定し、修理できるか確認します。
以下は、メーカーから教えてもらった手順です。
空気漏れの原因を探す方法
エアーマットを膨らませ、耳を近づけて漏れ音がしないか確認します。穴がある場合、澄んだ「シュー」という音がします。
穴が見つからない場合は、石鹸水をスプレーします。空気が漏れている箇所から小さな泡が出てきます。
石鹸水でも特定できない場合は、エアーマットを膨らませた状態で水に沈めて確認します。漏れがある場所から気泡が出ます。
ただし、内部に水が入ると乾燥させるのが非常に手間なので、作業は慎重に行いましょう。
空気漏れの原因が穴であれば、付属の補修シールで修理することができます。
私は石鹸水を作るのが面倒だったので、浴槽に入れて確認しました
エアバルブの確認
空気漏れの原因が穴ではない場合、エアバルブがしっかり閉まっているか確認してください。
特に、バルブの継ぎ目やキャップ部分が浮いていることがあるので、横から見てチェックしましょう。
他社製品の冬キャンプ向けエアーマットを紹介
DOD シャダンダン
安価で、真冬でも問題なく使えるR値。空気を入れるのが大変との口コミが気になりました。
ワンティグリス OBSIDIAN
真冬でも高R値でコスパ抜群。人気商品のため、入荷してもすぐに売り切れてしまうようです。
エクスペド
海外のYouTuberがよく使っているエクスペド。
縦方向のバッフル構造により、体が溝に少し沈むことで包み込まれるような寝心地が特徴。全体的に高価な印象です。
NEMO テンサーオールシーズン
厚さ9cmで地面の凹凸を感じさせず、エアマット特有の不安定な揺れを軽減し、体をしっかり支える安定感のある寝心地。こちらも高価な印象です。
ネイチャーハイクのエアーマットは買い?購入を迷っている方へ
トラブルはありましたが、ネイチャーハイクのエアーマットを購入して良かったと思っています。
十分なスペックで雪中キャンプで底冷えなく快適に眠れて、荷物も大幅に減らすことができました。
ただし、初回の使用で空気漏れがあり、メーカーとやり取りして新品を再送してもらうまでの手間がかかったのは、正直なところ面倒でした。
この製品を選ぶポイントは、「価格が安いというメリット」と「不良品だった場合のリスク」をどう考えるかになると思います。
今回、私はたまたまハズレを引いてしまったのかもしれませんが、適切に対応すればきちんと保証されました。
コスパ抜群で、きっちり底冷えを防いでくれるネイチャーハイクのエアーマット。
間違いなく買いですよ!