スノーピーク焚き火台Mを徹底レビュー!4年使って感じた最適サイズとは
こんにちは。毎週のように焚き火している、ゆうすけ@yusuke_camp_1230です。
スノーピーク焚き火台M(通称:スノピの焚き火台)は、とても頑丈なので孫の代まで使い続けられる焚き火台です。
私はスノピの焚き火台Mを、4年間使い続けています
他にも、焚き火台は何個か使ってきましたが「スノーピーク焚き火台M」は、いまだに現役。
4年間使い込んできたので、紹介していきます。
この記事の内容は、
- 実際に4年間使ってわかったこと
- ソロキャンプにおすすめのサイズ
- スターターセットで購入した方が良いのか
かなりのボリュームなので、目次をタップして好きなところから見てください。
最後まで読めば、
スノピの焚き火台の使用感がわかって、選ぶときの迷いが解消されますよ。
各社からいろんな種類が発売されているのに、長年愛され続けられるのは理由があります。
その理由を解説していきますね。
スノーピークの焚き火台とは?
国内アウトドアメーカーとして有名な「スノーピーク」製で、その品質と信頼性は20年以上にわたり評価され続けえています。
ステンレス製の板4枚を組み合わせた、シンプルな逆三角形の形状が特徴です。
私が購入したのはMサイズ。公式では2~3人用となっています。
サイズ(約) | 350×350×248(h)mm |
収納サイズ(約) | 450×515×32mm |
重量 | 3.5kg |
とてもシンプルな構造なので、説明書を見なくても使い方に迷うことはありません。
スノーピーク焚き火台のサイズ別ラインナップ
スノーピークの焚き火台は、同じ形状で大きさが違う4種類のラインナップになります。
S | М | L | LL | |
サイズ(約) | 285×285×205(h)mm | 350×350×248(h)mm | 455×455×315(h)mm | 633×633×440(h)mm |
収納サイズ(約) | 350×410×25mm | 450×515×32mm | 560×640×32mm | 810×882×41mm |
重量 | 1.8kg | 3.5kg | 5.5 kg | 11kg |
Sサイズは、1人用でコンパクト
ソロ用のコンパクトサイズ。
市販の薪は切りながら使うことになりますが、携帯性に優れた大きさです。
サイズ(約) | 285×285×205(h)mm |
収納サイズ(約) | 350×410×25mm |
重量 | 1.8kg |
Lサイズは、余裕がある大きさ
個人的にはソロでもLサイズがおすすめ。
余裕をもって薪が組めるので、焚き火をしっかり楽しむことができます。
サイズ(約) | 455×455×315(h)mm |
収納サイズ(約) | 560×640×32mm |
重量 | 5.5 kg |
LLサイズは、引くほどデカい!
実物を見るとかなりの大きさです。
重さが11㎏もあるので1人で持つのは大変そう…
かなり大きな焚き火ができるので、イベントなどで活躍してくれそうです。
サイズ(約) | 633×633×440(h)mm |
収納サイズ(約) | 810×882×41mm |
重量 | 11kg |
用途に合わせて選べるのが嬉しいですね
スノーピーク焚き火台Mを選んだ理由
私が「スノーピーク焚き火台」を選んだ理由は、
- 頑丈で長く使えそうだから
- 薪を切らずに使いたかった
頑丈で長く使えそうだから
スノーピークの焚き火台のウリは頑丈さ。
すぐに壊れて買い換えることになるのなら「高価でも壊れずに長く使える方がコスパがいいのでは?」と考えスノーピークの焚き火台を購入しました。
結果、今でも現役で使えているので選んで正解でした
スノーピークの焚き火台に決めた後は、S・M・Lサイズどれを選ぶかで悩みました。
おすすめのサイズは、後ほど紹介しています。
薪を切らずに使いたかった
それまで使っていた焚き火台は、小さすぎて市販の薪は使えなかったんです。
枝などを拾って燃やしていたのですが、小さい枝しか燃やせなかったのですぐに燃え尽きてしまうんですよね…
新しく買う焚き火台は、ソロキャンプでも市販の薪がそのまま入れられるサイズにするつもりでした。
薪を切らないと入らないSサイズは除外。MとLサイズで悩んだんですよね。
最終的にMサイズを選んだ理由は、Lサイズだとソロには大きすぎて持ち運びが大変そうだと思ったからです。
結果、しばらく使ってから
やっぱりLサイズにすればよかったかな…
そう思うようになったのですが、その理由は次で説明します。
ソロキャンプでもLサイズがおすすめ
実際に使ってみると、個人的にはLサイズの方が良かったかなと思いました。
理由は、
- 車移動なので、重くても苦にならない
- Mだと余裕をもって薪を組めない
Lサイズの重さは5,3㎏、Mサイズは3,5㎏、どちらも一般的な焚き火台よりかなり重いです。
どうせ重いのなら焚き火をより楽しめるLサイズがおすすめ!
Mサイズでも市販の薪はそのまま入れられるのですが、薪の長さと焚き火台のサイズがほぼ同じなんですよね。
はみ出ないように薪を置くには、どうしても薪の組み方に制限がかかってしまいます。
調理するときも考えて薪を組まないといけないので、サイズに余裕があるLサイズの方が自由度の高い焚き火ができそうだと感じました。
スノーピーク焚き火台Mの良かったところ
とにかく頑丈で長く使える
厚さ1.5mmのステンレスの板を、しっかりとした溶接でつなぎ合わせています。
4年間使い込んできましたが、歪みや変形などはいっさいありません。
壊れる気配がなく。むしろ壊す方が難しそうです。
寿命の短い軽量焚き火台とは違って、愛着を持って使い続けられますね。
買い換えの心配はありません、ずっと使い続けられます。
設営・折りたたみが1秒でできる
4枚のプレートが、蝶番でつなぎ合わせてあるシンプルな構造。
置くだけで広がり、持ち上げれば自然と平らに折りたたみます。
何も迷うことはありませんよ。
革手をはめて、ガチャガチャ組み立てる手間がありません
薪を切らずにそのまま使えるサイズ感
一般的な薪の長さは40~35cmなので、Mサイズならそのまま乗せられます。
焚き火台から薪がはみ出た状態で使うのは安定しないし、燃えた薪がおちる可能性があるので危険。
そのままの長さで乗せられれば、短く切る必要がないので楽です。
ただ、個人的には前で説明したように、ソロでもLサイズがおすすめです。
灰を捨てやすい
脚を2箇所持って持ち上げて、角から灰を捨てることができます。
両サイドがすぼまり、横から灰がこぼれにくくなるので、火消しツボやバケツに捨てやすくなりますよ。
スノーピーク焚き火台Mの気になるところ
ずっしり重い
3.5㎏あるので、実際に持ってみるとずっしりと重みを感じます。
一般的な焚き火台よりは重く感じますが、別売りの収納袋に入れれば肩から掛けられるのでそこまで気になりません。
燃焼効率がイマイチ
下の方は空気の通りが悪く、灰が燃え残ることがあります。
逆三角形の形で空気穴があるのは上の方だけ、下に落ちた灰は酸欠になり燃え残ることも。
オプションの炭床を使えば、空気の通りが良くなりそうです
値段が高い
ぶ厚いステンレス素材を使っているので、値段がやや高めです。
耐久性が高く、長く使えるのでコスパは良いですよ
スノーピーク焚き火台Mの注意点
附属品のケースが心細い
ナイロン素材なので、重い焚き火台を入れて持ち運ぶにはやや不安です。
持ち手も短く、肩かけはちょっと難しいですね…
私はすぐに専用ケースに買い換えました。
専用ケースはやや高価ですが、高級感あるつくりです。
新品を素手で触ると指紋が焼き付く
他の焚き火台も同様ですが、新品のピカピカの状態を素手で触ると指紋が付いてしまいます。
そのまま火入れすると指紋が焼き付いてしまうので、気になる人は手袋をして触るようにしましょう。
サビが移って赤っぽくなった
サビた焼き網と一緒にしていたら、赤茶色に変色しました。
焚き火台はステンレス素材なのでサビることはありませんが、サビている鉄製品と一緒にしていたら色が移ってしまうようです。
収納するときは、鉄製品が直接ふれないようにしておきましょう。
スターターセットの方が良いの?
スターターセットとは?
本体・収納ケース・炭床・ベースプレートがセット販売されているものです。
Mサイズのセット内容を別々に買うより、5千円弱ほどお得になります。(2023年7月時点)
私は、オプション品は収納ケースのみ購入しました
収納ケース
付属のケースはペラペラなので、出来ればケースは買い替えたいところ。
大きなメッシュポケットもあるので焚き火グローブを入れることもできます。
サイズに余裕があるので、炭床などのオプション品も収納できます。
私は、焚き火シート・トング・ゴトクを一緒に入れています
ちょっと高価ですが、高級感がある帆布素材なので使い込むほど良い味が出てきますよ。
炭床
これだけで2.4㎏とかなり重いです。
三角形の底が平らになるので薪や炭を置きやすくなりますが、無くても焚き火はできます。
炭を使って、BBQなどの調理をするときは用意したいですね。
使い捨てで良ければ100均の焼き網で代用できます
ベースプレート
地面への熱を防ぐ効果のあるベースプレート。
個人的には、焚き火シートの方がおすすめです。
理由は、
- こぼれた灰を捨てるのが大変そう
- 地面がデコボコだと安定しなそう
- 焚き火シートは折りたためてコンパクトになる
別売りですが、さらに高さを出せる「ベースプレートスタンド」を使用するときは必要になります。
結論、単品購入がおすすめ
スノーピーク製品にこだわりがなければ、単品購入がおすすめ。
個人的には、収納袋だけ単品購入して炭床とベースプレートは代替品でカバーしたいところです。
まとめてセットで購入したい方はこちら
スノーピーク焚き火台Mのオプション品
スノーピークの焚き火台は人気商品なため、オプション品の種類も豊富です。
各サイズに合わせて用意されています。
ここでは、スターターセット以外のオプション品を紹介します。
グリルブリッジ
焚き火台にセットすると、焼き網などの調理用オプションを使えます。
3段階で高さを調節できるので、火加減を調節可能です。
焼アミPro
スチールとステンレスの2種類。
しっかりとした作りで、ガシガシ洗っても繰り返し使うことができます。
ベースプレートスタンド
ベースプレートの下に設置することで地面から約10cm底上げ可能。
焚火の熱が芝に与えるダメージを、より軽減することができます。
一緒に買うといいもの
自作のゴトク
そのままのサイズでは大きすぎるので、金物用のノコギリで切って使っています。
純正製品ではないのですが、Mサイズの焚き火台にピッタリサイズ。
横から薪を追加することもできて便利ですよ!
かなり頑丈で使い勝手が良いので、とても気に入ってます
スノーピーク 火ばさみ
持ち手にビーチ材を使っているので、手になじみやすく太めの薪もはさめます。
愛用していますが、持ちて部分が使い込むほど良い味がでてきます
スノーピーク 火吹き棒
座ったままでも使えるように設計されています。逆止弁で 炎や煙の逆流を防げるのも嬉しいポイントです。
火吹き棒を使うのはとても楽しいので、ぜひ体験して欲しいです!
焚き火シート
個人的にはベースプレートより焚き火シートの方がおすすめ。
理由は、
- こぼれた灰を捨てやすい
- 地面のデコボコの影響をうけない
- 折りたためてコンパクトになる
サイズは焚き火台より一回り大きい物を選びましょう
私のおすすめは「ZenCamps 焚き火シート」
スノーピーク焚き火台の口コミ
ネット上にある口コミをまとめました。
- 耐久性を重視しているので重い
- オプションの炭床やグリルブリッジも買ったが、重いので100均の網で代用している
- 頑丈な作りとシンプルな構造で使い勝手が良い
- 折りたたむことができて収納時にかさばらない
- グリルブリッジなどのオプション品を合わせるとさらに利便性が向上する
- 一生物の焚き火台といえばこれしかない
重いのが許容できるかが、選ぶときのポイントになりそうです
スノーピーク焚き火台の類似品を紹介
ユニフレーム・ファイアグリル
スノーピークの焚き火台と最後まで迷ったのが、このファイアグリル。
収納サイズがかさばりそうなのと、ロストルがゆがむとの口コミがあったので選びませんでした。
使用頻度が多いので耐久性がある方を選びました
コールマン・ファイアーディスク
デザイン性が高く、皿状になっているため燃焼効率も良さそうです。
若干かさばりそうですが、脚を開くだけで簡単に設置できるのは魅力的ですね。
Jetika焚き火台
軽量焚き火台なら、これが一番オススメ!
いわゆるピコグリルのオマージュ品ですが、私が使った中では一番使いやすかったです。
レビュー記事も書いているので、気になる方はのぞいてみてください。
TokyoCamp焚き火台
洗練されたデザインの軽量焚き火台です。
こちらもレビュー記事を書いたので、気になる方はどうぞ。
スノーピーク焚き火台Mがおすすめな人
スノーピーク焚き火台Mは、こんな人におすすめ
- 長く使い続けたい人
- 設営・撤収を早く終わらせたい
- 専用のオプション品で使える幅を増やしたい
- スノーピーク好き
頑丈で壊れない「スノピの焚き火台」なら、末永くキャンプで使えます。
一度買えば、一生ものです
初心者の頃からベテランになっても、ずっとあなた相棒でいてくれます!