【タープ連結】アメニティードームSにムササビウイングを小川張りする方法
こんにちは。ゆうすけ@yusuke_camp_1230です。
小川張りとは、テント入口にタープを連結する方法。
アメニティードームS(通称アメドS)に連結するなら、ムササビウイングがおすすめです。
ソロキャンプ初心者用のテントとして、人気のアメニティードームS。
キャンプの回数を重ねて道具が増えてくると、テントだけでは手狭になってきますよね。
タープを連結して使えるスペースを広げたいな…
手順通りにやれば一人でも設営できます。
私はアメドSとムササビを連結させて、どしゃ降りでも真夏でも何度もキャンプしてきました。
この記事の内容は、
- 連結に使っている道具の紹介
- セッティングテープを使わず連結する手順
- 連結したときのメリット・デメリット
- ムササビウイングがおすすめな理由
通常、小川張りするのに必要とされている
「セッティングテープ」は使いません。
アメドSとムササビウイングなら、サイズがピッタリで見た目もカッコイイ!
連結すれば、広々使えるリビングスペースを作れるようになりますよ。
写真をたくさん使ってわかりやすく解説しますね
タープを連結させるために必要な道具
セッティングテープは使いません。
ムササビウイングに付属のガイロープを使って張ることができます。
※セッティングテープとは、タープ後方のポールを延長するための専用道具です。
前方用ポール240㎝
前方ポールの長さは240㎝がベスト
メインのポールとなるので、太くて丈夫なものを選びましょう。
私はテントとタープに合わせて赤色のポールを使っています
後方用ポール180㎝
あまり長すぎると、後方のロープの張り出し距離が長くなるので注意しましょう。
赤色のポールってあまりないんですよね…
テンマクデザインのポールはコスパ抜群です!
ポール設営用のガイロープ
ムササビウイング付属のロープは、前方の部分だけ2本に替えます。
しっかりとタープを固定するためです。
- 前方ポール用10m 1本
- 後方ポール用約7.5m 1本
ペグ
タープ設営用に8本必要です。
(テントのペグは含まれていません)
タープに使うペグなので長めのものを選びましょう。
ペグの色も赤だと統一感がでますよ
アメドSとムササビウイングを連結する方法
設営の全体的な流れは、
テントを設営する
↓
前方のポールを立てる
↓
後方のポールを立てる
↓
タープ両サイドのガイロープを立てる
斜めになっている、前室の入り口の向きに合わせるように張ります。
写真付きでわかりやすく解説していきますね
アメドの出入口とタープが直角になるように
タープのセンターラインと前室の中央を合わせる
タープ後方中央のループを写真の位置でペグを使って仮どめ
先端のポールの位置に目印のペグを打つ
目印のペグから、タープのセンターラインとまっすぐになるようにメインポールを置く
ポールを立てるときの張り綱の張り方は、通常のタープを設営するときと同じです。
タープの重さと、ポールの角度、ロープの張る具合を利用して自立するように調整します。
後方の仮どめしたペグは事前に抜いておきます。
前方ポール、前室の中心が、一直線になる延長線上が後方ポールを立てる位置。
だいたい上の写真の位置になります。
後ろ側のファスナーの左側。この場所に目印のペグを打つ。
前方ポール、前室の中心のラインに、真っ直ぐになるように後方ポールを置く
前方と同じく、ポールに合わせて張り綱を張ってペグダウンする。
タープの後ろ中央のガイロープを後方のポールにかけた後に、ポール側の張り綱をかける。
注意:ポールにかける順番はタープ側のロープが先です。
タープ側のロープを上から押さえるようにポールの張り綱をかける
順番が逆だと風に煽られたときに、タープが飛ばされる恐れがあります
これで2本のポールだけでタープが自立します。
目印のペグより、ポールをやや内側に入れると安定します。
タープ後方のガイロープの長さを自在金具で調整し、テントの上20~30㎝くらいの位置にタープがくるようにします。
この隙間は、タープ両サイドのロープを張るとなくなります。
ロープの長さを調整するとき、張り綱で押さえられているので少し調整しにくいです。
張り綱のテンションを、ガイロープが動かせるくらいに調整しましょう。
ここまで来たら、あとは簡単!
完成まであと少し!
ムササビウイング純正の後方のガイロープの長さは1.5m。限界まで伸ばすくらいの位置になります。
おおよその位置は写真の通りです。
純正のガイロープでの自在金具は写真の位置。三分の二ほど折り返した長さです。
お疲れさまでした!
必須ではないですが、より快適に使う方法を紹介します。
アメドの前室のサイドパネルを巻き付けると、出入りしやすくなりますよ。
トグル(留め具)も付いています。
アメドSを小川張りするメリット
使えるスペースがかなり広くなる
荷物が多くても置き場所にこまらない広い空間。
雨の日もぬれることなく、余裕をもって作業できます。
横からの視線を防げる
タープが目隠しになって
両サイドからの視線をさえぎれます。
雨や風の吹き込みを防ぐ効果もあり。
広い日影をつくれる
テントだけではなかなか日影を作れません。
タープと連結することで、日差しを避けて快適に過ごせるようになります。
テントから出入りするとき雨にぬれない
出入口にスキマなく連結されるので、タープとテントを濡れずに移動できます。
見た目がカッコイイ
テントサイトは見た目もこだわりたいところ。
タープとテントを連結できると、上級者になれた気分になります。
アメドSを小川張りしたときのデメリット
サイドパネルから出入り出来ない
ガイロープが邪魔で出入りできなくなります。
タープを連結した場合はサイドパネルを使う場面はないと思うので、特に問題はありません。
風に弱い
タープの後方はロープで引っ張って延長しているため、ふつうにタープを張ったときよりも風に弱くなっています。
強風の日は避けるようにしましょう
広いスペースが必要
縦の長さは11~12m以上必要です。
区画サイトでは張れない可能性もあります。
ガイロープを張り出すスペースは、意外と見落としがちなので頭に入れておきましょう。
ムササビウイングがおすすめな理由
ムササビウイングとは?
WILD-1のオリジナルブランド「テンマクデザイン」から発売されているTCタープです。
独特の5角形の形状をしていて、1~2人用のタープとして人気があります。
まるで専用タープ!ちょうどいいサイズ感
アメニティードームSの前室と、ムササビウイングの後方のサイズがピッタリ!
全体的な大きさもバランスが良く、見た目にも違和感がありません。
ベージュに赤のパイピングで色が合う
パイピングとはフチどりのこと。
ムササビウイングとアメニティードームは、同じベージュに赤色のパイピング。
前後のポールやペグを赤にすると統一感を出せます。
TC素材のタープのメリットを活かせる
TC素材のメリットは火の粉に強く、日影が濃いこと。
ポリエステル素材のアメニティードームだけでは、得られなかったメリットがあります。
付属のロープがそのまま使える
先端のポールを支える場所以外は、付属のロープをそのまま使えます。
タープ単体で使うときも、いちいちガイロープを付け替える必要がありません。
注意:メインポールを支えるガイロープのみ、強度を出すため二本に変えています。
アメドSとムササビウイングは最高の組み合わせ!
紹介した設営方法は、テントを先に設営したあとにタープを張る方法です。
タープの高さやペグの場所も失敗せずに設営できます。
日影が濃くて焚き火を楽しめるムササビウイングと、
快適な寝室スペースとして使えるアメニティードームS。
この二つを組み合わせることで、かなり快適に過ごせるキャンプサイトが作れます。
テントとタープをカッコ良く連結させて、初心者キャンパーを卒業しましょう!
こんにちは。
この記事のまんまで再現して、キャンプに行こうかと考えております。
タープのロープについて質問なのですが、タープ前方のロープは10mの物を2本(ポール先端に引っ掛ける感じ?)で使用、後方は7.5mの物を1本(写真だとポール先端で折り返している感じ)で使用という事でよろしいのでしょうか?
メッセージありがとうございます。
おっしゃる通り、前方のロープは10mのロープです。半分にして、真ん中にループを作りポールに引っかけて、両端に自在金具を付けています。
後方も計算上7.5mで前方と同じ作りで問題ないはずです。
私の場合、後方はロープの長さが足りずに7.5mより短くなってますが(笑)
ムササビウイングとアメドSの組み合わせは、とても快適に過ごせますよ!
焚き火に強いTCタープと居住性抜群のアメドの最強コンビですからね。
なにより、見た目がカッコイイですし!
キャンプ楽しんできてくださいね!
ご返信ありがとうございます!
参考にさせていただきます。