知らないとヤバい!キャンプで重要なマナー5選「初心者注意」
こんにちは。ゆうすけ@yusuke_camp_1230です。
マナー違反は「されるのも嫌」だけど、
「自分がするのはもっと嫌!」
- マナー違反してたら嫌だな…
- マナー違反してると思われたら嫌だな…
- 初心者が見落としがちなマナーは?
マナーを守ることは、自分が気持ち良くキャンプすることにも繋がりますよね。
とはいえマナー自体を知らないと、自分も知らないうちにマナー違反をしてしまってるなんてことにも…
キャンプのマナーといったら、何が思いつきます?
「大声で騒がない」
「ゴミを持ち帰る」
「自然を壊さない」
こんな感じですよね?
この記事では、
誰もが思いつくような当たり前のことは書いていません
わざわざ、マナーに関する記事を読んでいるあなたは、そんなことわかってるはずだからです。
私は今まで、150泊以上キャンプして、たくさんの経験をしてきました。
- テントがスキ間なく立ち並ぶ、連休のフリーサイト
- 週末は無法地帯と化す、市街地近くの無料キャンプ場
- 全国各地からキャンパーが集まる、有名キャンプ場
もちろん、マナー違反も星の数ほど見てきました。
そこで、特に重要だと感じたマナーを「5つ厳選して」紹介します。
- 初心者が見落としがちなマナー
- マナー違反しないための解決策
- 逆にマナー違反されたときの対処法
Google検索しても出てこない、私が実際のキャンプ場で感じたマナーです
キャンプ場によっては、
独自のルール(消灯時間、焚き火場所の指定など)が決められているので、事前にホームページなどで確認しておく必要があります。
マナーを知ることは、とても重要です。
ぜひ最後まで読んで、
あなたとあなたの周りのキャンパーが、気持ち良くキャンプを楽しめるようにしましょう!
テントサイトの設営場所
ここでお伝えしたい、設営場所に関するマナーは3つあります。
- 距離が近くなる場合は一声かける
- 人のサイトの前にテントを張らない
- 施設や駐車場への動線をふさがない
設営場所でマナーが問われるのは、ほとんどがフリーサイトの場合。
フリーサイトとは、広いスペースの中で自由に場所を選んでテントを張ることができるサイトです。
自由ということは、言い換えると自分で判断しなければいけないということ。
あらかじめ設営場所が決まっている区画サイトと違い、設営する場所に気を付けないと他のキャンパーの迷惑になってしまいます。
距離が近くなる場合は一声かける
一声かけるだけで、気持ちの面でだいぶ違います。
混雑している場合は、どうしても隣との距離が近くなってしまう場合があるんですよね。
自分では、
「これくらいで良いだろう」と思っても、
隣の人にとっては、不快に感じる距離かもしれません。
「もっと離れて欲しいのに…」
そのまま設営されると、モヤモヤすることもあるんですよね…
でも一声かけてもらうと、だいぶ感じ方が変わってきます。
「混んでいるから仕方ないな」
「ちゃんと自分に気を使ってくれてる」
「邪魔な隣のキャンパー」から
「紳士的な隣のキャンパー」になります
それでも拒否されるようなら、その場所は諦めましょう。
お互い気持ち良くキャンプできませんから。
「むやみに声をかけない方がいい」という意見もあるようですが、それはキャンプ中の話かと思います。
設営後に移動するのは大変なので、先に確認しておく方が良いです。
解決策としては、
設営場所で、少しでも不安があれば声をかけましょう。
人によって、感じ方や認識の違いがあるからです。
声をかけることで、お互いの認識の違いを埋めることができます。
キャンプサイトの状況によっても変わってきますが、一例として「隣のテントとの距離の目安は、10メートル以上」
10メートルは、ノーマルの路線バスの長さくらいです。
タープは張り綱を張るために、広いスペースが必要になるので注意しましょう。
人のサイトの前にテントを張らない
後ろの人が、景色を見れなくなります。
意外と気が付きにくく、意識しないと見落としがちです。
これをやられると、かなり悲しいんです…
後ろの人は、ずっとあなたのテントとキャンプの様子を見ながら過ごすことになります。
とくに、ロケーションが魅力的なキャンプ場は注意が必要。
最大の魅力を、潰してしまうことになります。
後ろとの距離が空いてても、気をつけましょう。
解決策としては、
設営する前に、後ろのサイトの向きと距離を確認しましょう。
キャンプ場や地形などによって違ってくるので、具体的にこれくらいの距離はダメとは言えません。
これも、「隣との距離」の場合と同じように、不安だったら聞いてみるのが一番確実です。
施設や駐車場への動線をふさがない
便利だからといって、近すぎる場所は避けましょう。
シンプルに邪魔です。
他のキャンパーは、あなたのサイトを迂回しなければならなくなります。
設営場所としてもオススメできません
利便性は良くても、快適性に欠けるからです。
炊事場やトイレに近すぎると、人通りが多くなるので自分も落ち着きません。
クッカーを洗うカチャカチャ音や、人目が常に気になります。
解決策としては、
設営する前に、施設や駐車場の場所を確認すること。
キャンプサイトの利用者が、どこを通って施設を利用者するのか考えましょう。
焚き火に関するマナー
キャンプの大きな魅力である、焚き火。
「火を燃やす」という、非日常的な体験をすることができます。
しかし、普段から火を使い慣れていなからこそ、予想していないトラブルが起こることも…
見落としがちなマナーは3つ。
- 芝生をこがさない
- 火の粉を飛ばさない
- 炭や灰の処分方法を用意しておく
芝生をこがさない
焚き火するときはシートを敷くんでしょ!それくらい知ってるよ!
そう思われたかもしれません。
しかし、それだけでは不十分です。
上の写真のように、芝生が枯れた場所。
キャンプ場でよく見かけます。
これは、焚き火の熱で芝生が枯れてしまった跡です。
ひどいと、コゲて黒くなります。
勘違いしてる人が多いですが、これは直火の跡じゃありません。
焚き火台などを使わず、地面の上で直接火をたくこと。
今は多くのキャンプ場で禁止されています。
焚き火台がないと焚き火出来なくなる場合があるので、必ず事前に確認しておきましょう。
燃えてる焚き火台の下に、手を入れたことがあります。
かなり熱いので、決して真似しないでください。
それくらい、焚き火の熱は地面に伝わります。
焚き火シートでは熱をさえぎれません
シートの耐火性とは素材自体が熱に強いということ、熱から芝や地面を守る効果はあまりありません。
焚き火シートは、落ちた火が延焼しないために有効です。
撤収するときに、焚き火シートをめくったら芝が茶色く変色していた…
せっかくの楽しかったキャンプが、後味の悪いものになってしまいます。
キャンプ場、次の利用者、そして自分のためにも、芝をこがさないように気をつけましょう。
芝生をこがさないための対策は、2つあります。
- 炎を大きくしすぎない
- 火床が低い焚き火台は対策する
炎を大きくしすぎない
みんな炎を大きくしすぎ!
炎を大きくすれば、そのぶん地面に伝わる熱も高温になります。
「薪をたくさんくべて、ゴウゴウと燃やしたい!」
「薪をあまらせたくない!」
気持ちはよく分かるのですが、芝生サイトでは我慢しましょう。
芝生をキレイに保つために、努力している人達がいます。
火床が低い焚き火台は対策する
火床とは、薪を置いて燃やす場所のこと。
火床の高さが地面まで数センチしかないような焚き火台は、焚き火シートだけでは確実に芝を痛めてしまいます。
とくに2,3センチしかない焚き火台は、ブロックを敷くなどの対策が必要です。
芝生サイトでは、火床の低い焚き火台はキチンと対策する必要があります。
推奨する火床の高さは、20cm以上。
ですが、多くの焚き火台は20cm以下。
実際は難しいと思います。
なので、
- 専用の遮熱素材を使う
- ブロックや専用のオプション品を使う
などを、組み合わせて使いましょう。
これをすれば絶対に大丈夫!という訳ではありません。
芝生の状態は、常に気にしましょう。
火の粉を飛ばさない
風で火の粉が飛ばされるのは、とても危険です。
他の人のテントに穴を開けたり、最悪の場合は火事になります。
マナー違反どころでは済まなくなりますよ
紙類やダンボールなどのゴミも、燃やすと少しの風で飛んでいきやすくなります。
隣のテントの近くで焚き火をするのも危険。
距離が近ければ、それだけ火の粉が飛んでいくリスクも高くなるからです。
解決策としては、
風が強い日は、焚き火しない。
火の粉が飛んでいくほど強風の日は中止しましょう
あくまで目安としてですが、風速は4m以上。
砂ぼこりがまったり、木の枝がずっと揺れているくらいの風であれば、中止を検討しましょう。
キャンプでは雨予報だけでなく、風の強さを確認しておくことがとても重要です。
焚き火の途中で、風が強くなる可能性もあります。
焚き火を消火する方法も用意しましょう。
方法は次で解説しています。
炭や灰の処理方法を用意しておく
焚き火の燃えカスが、不法投棄されてるところをけっこう見ます。
なぜ、捨てていくと思います?
「よっしゃ!炭捨ててやったぜ!オレってワルだぜ!」
なんて人は、ほとんどいないはず。
捨てて帰るのは、持ち帰る方法がないからでは?
灰捨て場が無くて、持ち帰る手段がないと、どうしようもなくなって捨てる。
だって、そうするしかないから。
まだ火が残ってるかもしれないのに、そのまま車に積むのはあまりにも危険です。
後始末のことは、見落としがちなんですよね…
もちろんキャンプ場や、次に使うキャンパーにも迷惑。
これまた、せっかくの楽しかったキャンプの、後味が悪くなってしまいます。
解決策としては、
火消しツボを用意するだけ。それですべて解決します。
火消しツボは、
フタを閉めることで酸素を遮断し、炭や燃えカスの火を消す金属製の容器のことです。
焚き火台に直接水をかけると、急激な温度変化で焚き火台の破損につながります。
灰を捨てられるキャンプ場か確認して、捨てられないようなら「必ず火消しツボは用意しましょう」
緊急消火にも使えるので、いざというときにあると便利です
安くて十分な機能があるものを、探しておきました。
まだ持っていない方は、下のリンクからどうぞ。
火消しツボについては、こちらの記事でより詳細に紹介しています。
夜や早朝の物音に気をつける
想像しているより、キャンプ場では遠くまで音が響きます。
とくに、夜中や早朝のみんなが寝静まっている時間帯。
テント内でヒソヒソ話しているつもりでも、会話の内容まで丸聞こえです。
朝の薪割りの音で、周りの人を起こしてしまうこともあります。
解決策としては、
消灯時間の前に、音が出そうな作業は終わらせておきましょう。
具体例を、いくつかあげておきます。
- 食器の片付け
- 目覚ましのアラーム
- 車のドアの開閉
- 映画鑑賞などは、イヤホンをつける
朝に焚き火するなら、前日に薪割りなどは済ませておきましょう。
他人のサイトを横切らない
キャンプサイトは、プライベート空間。
近道だからといって、他人の家の庭を横切ったりしませんよね?それと同じです。
とくに注意が必要な場面は、2つあります。
- 区画サイト内
- テントやタープの近く
区画サイトの中は、その人のレンタルスペース。
無許可で入るのは不法侵入してるのと同じです。区画内には入らないようにしましょう。
テントやタープの近くは通らないようにしましょう。
張り綱に引っかかることがあります
これは初心者だと特にやりがちな、キャンプあるある。
子供が走り回って、引っかかっている光景はよく見ます。
事故の原因、最悪ロープやテントが破損することも…
とくに夜間はロープが見えにくく、ほとんど罠です。
テントやタープからは、 十分距離をとって通行しましょう。
キャンプ場内は徐行する
車で移動するときは、低速で移動しましょう。
土ぼこりをたててしまったり、子供が飛び出してくる可能性もあります。
オフロードでもへっちゃらで走れる、アウトドア仕様の車の性能を確かめたい気持ちもわかりますが、キャンプサイトはコースではありません。
はやる気持ちを抑えて、周囲に気を配りながら走行しましょう。
10km以下で徐行するように、心がけましょう
マナー違反されたときの対処法
管理人に注意してもらう
管理人のいるキャンプ場なら、自分で注意しないで管理人に連絡しましょう。
不要なトラブルを避けるためです。
マナー違反を見かけてた場合は、管理人に相談しましょう。
耳栓を準備しておく
管理人が常駐してない場合は、自衛するしかありません。
キャンプは楽しいですからね。お酒が入ればついつい盛り上がっちゃうのも分かります。
これはあくまで個人的な考えですが、
周りに気を使って、お葬式みたいなキャンプをする必要はないと思っています。
もちろん、常識の範囲内でと言うことは大前提ですけどね。
耳栓があれば、まったくの無音とまではいきませんが、かなり音を減らしてくれます。
100均で手軽に買えますし、かさばる訳でもありません。
用意してみては、いかがでしょう?
設営前に声をかける
不快な場所に設営されそうな場合は、相手が本格的に設営を始める前に声をかけましょう。
混雑してるフリーサイトは仕方ないので、割り切るしかありません。
あきらかに他にもスペースがある場合は、声をかけた方が良いと思います。
この考えに至るまでは、かなり自分の中で葛藤しました。
- 注意するのは気が引ける
- 気分を悪くされたら嫌だな
- 自分が我慢すれば良いだけ
こう思って、何度も我慢したことがあります。
ですが、ずっとモヤモヤイライラして過ごすくらいなら、声をかけましょう。
相手も悪気があってのことではないはず。
気がつくきっかけになり、次から気にしてくれるようになるはずです。
あなたなら、どうしますか?
みんなが楽しむために
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
偉そうなことを言っておいて、最後は問いかけで終わる形になってしまいました。
マナーは、かなりデリケートな問題。
人によって感じ方や、認識の違いがあります
一番大事なのは、自分だけではなく他の利用者も楽しくキャンプできるように心がけること。
そのためには、自分で考えることも重要なのではないかと思っています。
もちろん全て守れないこともあったり、見落としてしまうこともあるでしょう。
私も何度も失敗しました。
迷ったり失敗したときは、みんなが気持ちよく過ごせるような選択をしたいものです。
コメントやご意見を、いただけると参考になります。
私とあなたの認識の違いを、埋めるきっかけになるかもしれません。
下のコメント欄か、インスタのDM、どちらでもOKです。
みんなが気持ち良くキャンプを楽しめるために、周囲に気を付けてキャンプを楽しみましょう!