【動画あり】ハンモック泊タープ設営に使うロープの結び方6選【木の間にピンと張る】
こんにちは。ゆうすけ@yusuke_camp_1230です。
ハンモック泊で木の間にタープを張る流れと、ロープの結び方を解説します。
ハンモックの設営はできるんだけど、タープの張り方がわからない
ロープワークってなんだか難しそうだし、パパッと見せられても理解できないですよね…
本記事では、動画と写真でわかりやすく解説してます。
初心者でも簡単にできるようになりますよ!
木の間にロープを張るために、必要な結び方は3つ
- シベリアンヒッチ
- バタフライノット
- トラッカーズヒッチ
張ったロープにタープを設置するために、必要な結び方は3つ
- プルージック
- もやい結び(ボーラインノット)
- 自在結び(トートラインヒッチ)
最後まで見れば、あなたもハンモックの上にタープを設営できるようになります。物干し竿のようにロープが張れるので、様々な場面で役に立つ結び方です。
キャンプレベルを上げるためにも、ぜひマスターしましょう!
ハンモック泊のタープの張り方は、以下の記事で詳しく解説しています。
手っ取り早く、動画で見たい方はこちらをどうぞ
【木の間にロープを張る】3つのロープワーク
木の間にロープを張るために使う、3つの結び方を紹介します。タープがたるまないように設営するためには、テンションをかけてピンと張る必要がありますよ。
シベリアンヒッチ
シベリアンヒッチは、引きとけ結びの一種です。
- 解きやすい
- 締め付けることができる
- 見た目がスッキリする
もやい結びと違い、輪っかの大きさが縮まります
木にロープを巻き付けるときに使う結び方です。木の間にロープを張るときに、片側の木に固定するために使います。
結び方
写真のように、手のひらにのせます。
解き方
ロープの先端を引っ張ります。
バタフライノット
バタフライノットは、ロープの途中にループを作る結び方です。トラッカーズヒッチに使うループを作るために使います。
- 簡単に解ける
- 強度が高い
- ループの位置が固定され動かない
普通に輪っかを作る結び方でもいいのですが、力が加わると結び目が固く解きにくくなってしまいます。
バタフライノットは、力が加わった後でも解きやすいです
結び方
解き方
写真の2ヶ所の部分を、両側にグイッと広げると緩みます。
トラッカーズヒッチ
「てこ」の原理を利用して、ロープを引っ張る力よりも強い力で荷物を固定することができます。
そのまま引っ張るより、強力に張れます
結び方
引っ張ったときに、写真のようにロープどうしが噛み合う形にならないとロックされません。
解き方
先端を引っ張った方向と逆側に、力を入れてクッと引けば解けます。
次に、張ったロープにタープを設置する方法を紹介します
【タープを張る】3つのロープワーク
前述で木の間に張ったロープに、タープを設置するときに使う3つのロープワークを紹介します。
使用しているタープは「DDタープの4m×4m」DDタープは、ループの数が多くハンモック泊におすすめです。
プルージック
木の間に張ったロープに、ループ状にしたロープを結びつける結び方です。
- 簡単に結べる
- ループの位置を移動できる
- 負荷がかかるとロックされる
ロープの結び目を持つと位置を移動することができますが、先端を引っ張ってもロックされ動きません。
タープとロープを固定するために使います
タープの両端に設置するので、プルージック用のロープは2つ用意しましょう。
結び方
プルージック用のロープの詳細はこちら
結び目のロープが、綺麗に並ぶようにするのがポイントです
解き方
写真の場所を引っ張ります。
プルージックは、ガイロープにランタンを吊るしたりできるので、タープを張る以外にも使い道が多いです。覚えておくと役に立ちますよ。
もやい結び(ボーラインノット)
ロープの先端にループを作る結び方です。
- ループの大きさが変わらない
- 強度が高い
- 解けにくい
- 力が加わった後でも解きやすい
テントやタープに、ロープを取り付けるときに使います
結び方
先端が通るルートは、下・下クルッと回って上からループの中を通ります
先端は長めに残しておきましょう、緩んだときに抜ける可能性があります
解き方
裏側の本線に巻きついている部分を、本線に沿って折り曲げると先端が抜けやすくなります。
上記のstep6でループを通す先端を折り返して通しておけば、引っ張るだけで解くことが可能です。
自在結び(トートラインヒッチ)
ロープの張り具合を調節できる結び方です。結び目をスライドさせることで、ロープの張りを調整できます。
- ロープにテンションをかけられる
- 強度が比較的高い
- 解きやすい
自在金具なしで、ロープを張ることがでます
自在金具より優れている点は、ロープの長さに融通が効くことと、パラコードでもグリップが効きやすいところです。自在金具は、パラコードだと滑り落ちやすいですからね。
結び方
この結び方を「ひと結び」と言います。
1個目の結び目を含めて同じひと結びを、合計で4回「ひと結び」をすることになります。
緩いとグリップが効かず緩んでしまうので、結び目はキッチリ締め付けましょう
調整方法
ロープの「張り方」
「2個目の結び目」と「1個目の結び目の先の本線」を掴み、引っ張りましす。
ロープの「緩め方」
「2個目の結び目」と「2個目の結び目の後方にある本線」を掴み、引っ張ります。
解き方
結び目を緩めるだけで、簡単に解くことができます。
ロープの結び方は、しばらくやらないと忘れてしまいます。自宅でテーブルの脚を使って練習するといいですよ。
ロープは【パラコード】が便利!長さと太さも解説
タープを張るためのロープ
タープを張るためのロープは、4ミリのパラコードがおすすめです。
- 柔らかくて結びやすい
- 強度がある
- 好きな長さに切って使える
- コスパが良い
木に張るメインロープの長さは12メートルあれば安心です
必要な長さは「使用するハンモック」や「木の間隔・太さ」によって変わります。
DDハンモックのウーピーサスペンションシステムを使用している私は、10mのロープを使用。木が太かったり、感覚が広かったりすると、10mだと足りないときがあるので、12mをおすすめします。
タープの跳ね上げ用のロープの長さは、張り方によって変わります。ポールから45度の角度でロープを張る場合、長さの目安はポールの2倍の長さです。
自在結びをする場合は、ロープの先端を余らせて結ぶことができるので、長めのロープでも融通が効きます。
プルージック用のロープ
太さは本線のロープよりやや細くするのがベスト。グリップの効きが良くなります。メインロープが4ミリなら、プルージック用は3ミリがおすすめです。
輪の直径はだいたい10cmくらい。ブレスレットのように、手首にかけられる大きさにすると便利です。
色を変えると、他のロープと区別しやすくなりますよ
裏技があります!でも、おすすめしません…
実は、ロープをピンと張るための道具があります。下のリンクの専用道具さえあれば、ロープの結び方を覚える必要は無いんですよね…
キャンプ場で上手くいかなかったときのために、保険として用意しておくといいかもしれません。
ただ私としては、ぜひロープの結び方を覚えて欲しい。なぜなら、その方が達成感があるから。
ロープワークを駆使してビシッとタープを張ったとき、あなたはきっと感動するはずです!
できなかったことが、できるようになるのは、とても嬉しいことですからね!
木の間にロープを張るのは、一見難しそうですが覚えてしまえば簡単です。周りのキャンパーにも一目置かれること間違いなし!
ロープワークをマスターして、カッコいいキャンパーになりましょう!